X01 10:10–11:10 X会場(11階・部屋名は調整中)
一粒1,000円のミガキイチゴと、東三河フードバレーに学ぶ、食から地域産業をつくる方法
FOOD JAPAN SUMMIT 2026 in NAGOYA(TechGALA)
地域には、おいしい農産物や、優れた技術を持つ生産者がいます。
しかし、良いものがあるだけで、地域の産業が育つわけではありません。商品の価値を伝えるブランド、品質を守る基準、加工する企業、料理にする人、届ける流通、販売する場所、そして次の担い手が必要です。
では、地域の食を産業へ育てるには、何から始めればよいのでしょうか。
一つの農産物を磨き、地域を代表するブランドへ育てるのか。それとも、生産者、料理人、食品企業、流通、教育機関などをつなぎ、地域全体で価値をつくるのか。
本セッションでは、宮城県山元町でイチゴ産業の復興に取り組み、「ミガキイチゴ」を地域を代表するブランドへ育てた株式会社GRAの岩佐大輝さんと、愛知県東三河の食と農をつなぎ、新しい地域産業をつくる「東三河フードバレー構想」を進めるサーラアグリ株式会社の鈴木将孝さんが登壇します。
GRAは、イチゴを生産して販売するだけでなく、独自の品質基準、栽培技術の共有、加工品開発、店舗、人材育成まで取り組みを広げてきました。「ミガキイチゴ」は品種名ではなく、複数の品種を共通の基準で選別したブランドです。生産者が異なっても、同じ価値を届けられる仕組みをつくっています。
一方、東三河フードバレー構想は、一つの商品をブランド化するだけではなく、地域の農業、生産者、料理人、食品企業、流通、教育機関、消費者をつなぎ、食に関する仕事と事業が生まれ続ける地域を目指しています。
一つの強いブランドを核に、地域を変えていく方法。
地域に存在する多様な人や企業をつなぎ、産業全体を育てる方法。
二つの異なるアプローチを比較しながら、地域の食材を単発の商品やイベントで終わらせず、次の世代まで続く地域産業へ育てるために必要な条件を考えます。
◯登壇者
- 岩佐大輝さん/株式会社GRA 代表取締役CEO
- 鈴木将孝さん/サーラアグリ株式会社 代表取締役社長
- モデレーター
◯セッションで考える問い
- 地域づくりは、一つの商品から始められるのか
- なぜ山元町のイチゴは「ミガキイチゴ」というブランドになれたのか
- 品種ではなく、品質基準でブランドをつくるとはどういうことか
- 一人の優れた生産者に依存しない仕組みを、どうつくるのか
- 加工、飲食、観光、教育を農業とどう結びつけるのか
- 地域企業は、生産者を支援するだけでなく事業の当事者になれるか
- 生産者、料理人、企業、流通の間を、誰がつなぐのか
- 地域内で価値を循環させるために、それぞれが担う役割は何か
- 成功した取り組みを、ほかの地域へ展開できるのか
- 東三河から、次にどのような食のブランドや事業を生み出せるか
◯このセッションで目指す成果
会場に集まる生産者、料理人、食品メーカー、流通、大学、自治体、地域企業が、それぞれの食材、技術、場所、販路、アイデアを持ち寄ります。東三河の食材を題材に、新しいブランド、加工品、料理、販売方法、食体験などの可能性を話し合い、セッション後の個別相談、産地訪問、試作、テスト販売、共同事業へつなげることを目指します。
タイムテーブル
DAY12026年12月15日(火)
10時半〜21時・セッション(講演)・ランチネットワーキング・試食ブース・スナックかすがい・ネットワーキングパーティ
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